もちろん死んだ人の怨念は恐ろしい…
でもネ…まだ生きてる人間も時に恐怖すら感じる
ほぼ毎日のように…それはやって来る
朝八時半から九時半の間に
携帯に着信が鳴る…
職場の人からだ…
いつもその人からだ
「あのぅ…○○○さん? ○○○ですけど…」
消え入りそうな声が聞こえてくる
「体調悪くて今日仕事お休みしたい…んですけど…」
今日もヤッパリ…きた
ため息が心の中で出る…
「○○○さ~ん、また忘れちゃった❓」
「当日に体調悪く仕事に出られないのは
困るでしょう…
しかも毎回ですから…これ迄も、
何回も言ってるんだけ…ど、
忘れちゃうんでしょ…
だからもうネ…仕事は無理だよね」
と諭すように言う
「そうだよねぇ…じゃ明日、私物取りに行きます」
デジャヴ見てる⁉️
その言葉…この会話…
何回目やん…
いまだに私物取りに来たことないけど
たぶんネ彼女の頭の中では
ぜ~んぶ、なかったことにされちゃうからネ
この頃はネ…このデジャブ永遠に続くのかと
恐怖…でなり…ません。